不実な友達

えー、日系3世の黒井ニキです、おはようございます。
もうね、午前4時半に目が覚めて眠れない。
老人なのか、はたまた双極性障害か。
いやいや、私、考えてみたら幼児期(幼稚園とか)から、午前2時とかに目が覚めて、そっから明け方の4時過ぎまで眠れないとかザラだったし。
早く良質な長時間睡眠と仲良くなりたいわ。
現時点では片思いです。

はい、今回のテーマ「不実な友達」

不実な友達ね・・・。
ゲーテは「誠実でない友達がいるよりは、むしろ敵がいたほうがいい」とか言ってますね。
ほんと、不実な友達って、イカンと思う。
で、今、何を想定して「不実な友達」って書いてるかっつーと、実は私のこと。

恥を忍んで書くと、私は、仲良くなった人との距離の取り方が下手くそだ。
下手くそにも色々あるけれど、私の場合、相手に気持ち的にガ―――っと近づきすぎて、理想を投影しちゃったりして、で、ちょっと何かあると「裏切られた・・・」みたいに相手を嫌いになったりというパターン。
相手にしてみたら、仲良くなった人が、勝手に理想を投影してきて、勝手に「違った、裏切られた」とか冷めて距離を置いてきたら「何がしたいわけ?」とか思うでしょう。

だってさ、普通の人なんだから、欠点だってあるし、そもそも、私の理想なんていう勝手な型にはめ込もうとして、失敗したら「違う」とか、違うのはお前だよ!って話ですよ。

友達って、そういう欠点も含めて「こういう所もあるし、こういう所もある。全部ひっくるめてあの人は友達」って事なんだからさ。そこをいちいち、「違う」とか思ってたら、人間関係なんて続かないっつーの。
英語でよく「nobody is perfect(完璧な人なんていない)」って言うけど、ほんとそれ。少ない脳みそにマジックで書いとけ!
理想じゃなかったからガッカリとか、そもそも、その「理想」とか「完璧」とかってこと自体が幻想なんですよ、奥さん!
ありもしないものが、なかったからキレる。
どんだけ最低かっていうね。ダメじゃん。

そして、その通り、私のダメな部分の極まったところは、その人を「違う」ってなって、じゃあ別の人と仲良くなったりして、そーすっとその人だって「違う」というか、私の理想なんかじゃない訳で、「違う」が永遠に続くわけです。そして、ちょっと距離が出来て風通しがよくなったりすると、前の「違う」人に、なんかまた近寄ったりしてね。

友情再開っていうか、お前が最低だっつー話ですよ。

人を何だと思ってる!
そして、たぶん、ある程度、人格が成熟している人は「ああ、Nickyって、完璧を投影しては、離れるを繰り返す奴なのね」って、別に私にそれを指摘しなくても分かってて、遠くから私の愚行を観察してるんだよね、きっと。

ああ、恥ずかしい。
穴があったら入れたい・・・じゃなくて入りたい!

 

こういったことも含めて、現在、自分の心というか、何でそんなふうな反応をしてるのかを、プロのセラピストさんの力を借りながら色々見ているところなんですが、要するに、私は
「この世界は敵ばかり」

「私なんて誰からも好かれない」

って思いこんでいるから、すごく好きな相手から嫌われる前に、ダメージを減らすために自分から距離を取っている気がする。

アウトボクサータイプね。(違

他人事のようにつるっと外側のことばっかり書いてもしょーがないんで、実際にその時に自分の心に何が起きているかっつーとですね、ハッキリしないんだけど、たぶん相手に対しての怒りがすごくある。
相手に何に対して怒っているかなんだけど、表層的な「違う」って思ったことに対して怒ってるようでいて、それはきっと単にトリガーに過ぎないんじゃないかと思うの。

私は小さいころから内気で人となじまない性格で、親からは散々「お前は人から好かれない」って言われて育ったし、実際、ちょっと仲良くなっても、もっと楽しい子のところに「友達」が行っちゃったりなんかはザラだったし、大人だって内気が味方がいないワタシはぞんざいに扱って良いと思ったのか、子供は理解力がないと思ったのか、私の前で私の評価とかしちゃったりする人もけっこういたしね。

「陰気だけど、自分が賢いと思ってる子」とか

「小学生なのにこんな体格がよくて、相撲部屋にでも入るのかしら」とか

「子供のくせにオトコ好きする雰囲気」とかね。(注:非モテです)

いや、それもさ、つまんねー大人が言ってるなら無視無視って思えるけど、例えば、すんごいうちの母と仲が良かったクリスチャンの婦人とかが、そゆこと言っちゃうのよ。

なんか、やっぱり、子供としては

「私ってダメなのかな」って思うじゃん?

無駄に素直だったから私は真正面から受け取っちゃってました。

 

んで。

自分が好かれない人だってことは深く心に刻まれるじゃん?そして、仲が良くて大好きな友達とかがいるじゃん?大抵はもっと面白い別の子と友達になって去っていくじゃん?やっぱり、自分が好かれないってことだけがどんどん確信に変わっていくわけです。そして、誰かと親しくなると、関係が壊れる予感というか確信が生まれるじゃん?で、関係が壊れる前にこっちから壊すというか、壊れてもいいように気持の準備をしちゃうじゃん?だって傷つくの怖いもん。待ち伏せする優秀な部隊のように「ふはははは!来たな!知ってた!」的に、関係が壊れる前にこっちから奇襲をかけて、相手を出し抜こうとするのでした。

もっと言えば、私は、誰かから無限に受け入れて欲しかったし、自分の分からないような欠点(欠点は死角に生じやすかったりするよね!)も含めて、「だからお前はダメだ」じゃなくて、「そんなところもあるけれど、貴方が好きよ」って言って欲しかったし、陰気でも鈍くさくても、寄り添って、去らないで欲しかった。

いや、言えないし?
そんな弱みとか握られるのってイヤじゃん。まぁ、でも、そのシッポというか、名残りとして、異性から好意を寄せられると、それが最低に下らない奴で、そいつが言ってる「好き」って単に都合の良い性欲でしょ?って分かっていても、それがどんな形でも自分に関心が向いているという状態がなくなるのが辛い。

お腹がすいた魚は釣りやすいっつーか、ほんと、飢えた奴はどんだけ意地汚いかっつー話ですよ。

だって「なんか好みじゃないから振った」とか聞くと、頭では「そりゃそーだ」って思っても、どっかで「関心が自分に向いているうちが花だよな」って思ってる。
さらに言えば「モテたことがある奴は余裕ぶっこいてやがる!」って思ってる。

話がそれたわ。

まぁ、要は、理想から外れるとか、ちょっと違うと思った時、ガッカリするっていうのは、「理想から外れる」イコール、「私のこと、嫌い?」まで飛躍するからなんだな。
今まで味方と思っていた人が、陰でなんか言ってたり、要は敵だったって体験があると、親からの「世界は敵」「他人は悪意」っていう刷り込みが正しかった!って強化されちゃうじゃん?だから、理想から外れる(くどいけど、理想なんて幻想なんだけどね)のを確認した瞬間に、「って言うことは、敵だったってこと?」ってなる。
そう、私の世界には、敵か味方かしかいない。
たぶん、客観的な世界って、もっと優しい場所で、敵もいるかもだけど、大多数は「別に積極的に大親友ではないけれど、敵意はなくて、むしろ好意」くらいなんだと思うんだけどね。
これについてはまた別途かくけど。
(まぁ、明らかな悪意を、ゴリラのウンコ投げみたいに、適当な的としてぶつけてくる人はいるけど、それはその人の問題)

ちうわけで、現在、友達との距離の取り方を勉強中です。
ワタシ、実は、立ち技と言われる格闘技での、距離を測る「ジャブ」の打ち方が下手で、具体的には、リーチに対して距離の取り方が短くて、自分よりリーチが短い相手の距離にわざわざ入っていく癖があるのでした。

友達との距離の取り方と、ジャブの距離の取り方と、少しでも上手に距離が取れるようになるのは、どっちが先かなあ。


まぁ、午前5時半に書く文章かって話なんですけれども。